secret 56 クリスマスパーティ・イブの夜

「んっ……はぁ……」
荒い呼吸を繰り返しながら、生理的な涙が流れてくのを感じた。
「イった? 気持ちよかった?」
私の脚と脚の間から顔をあげた捺くんが、絶頂を迎えてヒクヒク蠢いてるアソコに指を突き刺しながら訊いてくる。
「ぁん……あ…っ」
気持ちいい、なんて言えない。
けど、気持ちいい。
気持ち良すぎて、身体が溶けだしそう。
アソコが熱くってたまらない。
ひくひくとナカが痙攣しつづけてるのがわかる。
「ココも酔っぱらってきたかな? ナカもね、アルコール吸収するらしいよ。あんまり強いお酒はダメみたいだけど。ま、このワインそんな強くないから、大丈夫」
捺くんが安心させるように優しく説明してくれた。
でも、続く言葉は安心できないもの。
「実優ちゃんワインこぼしまくってるから、栓しないとね?」
その言葉の意味を理解するより早く、捺くんが下半身も裸になって、のしかかってきた。
私に見せるようにして、コンドームの袋を口で開ける。
「だ、めぇ……、捺くんっ」
「大丈夫。オレ、シたからって彼氏にしてなんてこと言ったりしないから。ね?」
そういう意味じゃなくってと思うけど、やっぱり抵抗するほどの体力は残ってなくって、捺くんがゴムを下半身の、捺くんのモノにつけようとするのを見ることしかできない。
「………」
その作業を目で追って、目に映った捺くんのモノ………。
それを見て、私は思わず腰を引いた。
「……っ!!! な、捺く!!!」
「ん? どうしたの?」
「だ、だめ!!! ていうか、無理!!!!」
とりあえず、叫んだ。
捺くんは一瞬キョトンとしたけど、私の視線がずっと捺くんのモノにそそがれてることに気付いて、
ニヤリとした。
「ああ。入るか心配? 大丈夫、ゆっくり入れるからね。平気平気、徐々に馴らして……オレので気持ちよくさせてあげる」
笑う捺くんのモノは―――これまで見た中で一番おっきくて。っていうか、大きすぎて、唖然としてしまう。
だってだって!!!
こんなに可愛いのに、こんなに美少女な美少年なのに……。
捺くんの股間でグンと天井を仰ぐように反り返ったモノはまったく可愛さなんてない、極太だった……。
「む、むり! 捺くんっ、むり―――……ッ!!!!」
プチパニックになっちゃった私の腰が捺くんへと引き寄せられて、グググっと割れ目を裂くようにして、
突き刺さってきた。
「…っは……あ! ぁ…、っ…ふ…ぁ…」
グチュグチュと抜き差ししながら侵入してくる捺くんの硬くて太すぎるモノ。
いままで感じたことのないくらいの圧迫感に、鈍い痛みが走る。
でもそれと同時に、切ないくらいの快感も走る。
「いま、半分くらい入ったよ?」
気持ちよさそうに目を細めた捺くんが、自然な笑みを浮かべる。
「は、はんぶん」
「そう。半分。わかる? ほら、ワイン、まだ入ってるでしょ?」
まだ半分しか入ってないらしい、存在感がありすぎる捺くんのモノがズチュッズチュッと、引き抜かれ、また半分ほど突き刺さってくる。
そのたびにナカに入ってるワインが揺れるのを感じる。
それはとても変な感覚で、それなのに、やっぱり気持ちいい。
「うあー……やばいな。実優ちゃん、あんま締めないで? まだ半分なのにそんな締めつけられたらすぐイっちゃいそう」
捺くんが苦笑するけど、ギチギチに埋まってるから、締める締めないの問題じゃない……って思う。
でも実際ぎゅうぎゅうと締めつけてるっていうのも、わかってる。
半分しか入れられてなくって、太すぎるモノに最初は苦しささえあったけど、いまは奥まで満たしてほしいって……身体が言ってる。
「ぁん……ぁ、んん……っあ、捺……くんっ」
ナカがどうしようもなく熱くて疼いてる。
思考力も火照った身体に低下していってて、もうなにがなんだかわかんなくなってきてた。
ただ、満たしてほしくって。
気持ちよくなりたい―――って、求めてしまう。
「全部入れてあげるね?」
私の気持ちに気付いたらしい捺くんが、ちゅっとキスを一度落として、
「ッあ、ひゃぁ!!!」
ぐぷぐぷぐぷ……ナカにあったワインをかきだすようにして最奥まで一気に突き刺してきた。
「ぁ、ぁ、ぁ―――」
私のナカを満たす捺くんのモノ。
苦しいくらいの圧迫感なのに、息がとまるくらいに気持ち良くて、軽くイッてしまう。
「うあー……やべ。気持ち良すぎ……。実優ちゃんのナカ、すごいイイよ? めっちゃくちゃ絡みついてくる」
熱っぽい声で捺くんが囁いて、私の身体を抱きしめる。
絡みあう私と捺くんの身体。
首筋や胸を舐めまわしながら、捺くんが突いてくる。
グチュ、グチュッ。
ワインがジュプジュプと抜き差しとともに溢れていく。
やっぱり、変。
でも、気持ちいい。
「ん…んっ! あ、っあ、や…ぁん…っ、へん……になっちゃ! あ、ぁん!!」
ゾクゾクして、グリグリ、グチュグチュ、激しく突かれて、じゅぷじゅぷワインが熱く擦れて溢れてって私は喘ぎまくった。
「いっぱいイキなよ。せっかくだしね?」
くすくす笑う捺くんに抱き起こされて、抱きしめられながら、下から突き上げられる。
「ぁんっ……はっ……ぅ…あっ……あ、あっ」
腰を揺すられて、ドン、ドン、っと強く腰を打ちつけられて、愛液とワインがまざりあって溶けあいながら、私と捺くんの脚を濡らしていく。
「んん…っ、やぁ…! ああっ!! 気持ち……イイっ…、あぁ……っ!!」
捺くんにすがりつくように身体を預ける。
力が全然入らなくって、されるがままに身体が揺れながら痙攣しまくる。
ズチュズチュっ激しい律動の中で、捺くんがまた私の身体をベッドにそっと押し倒す。
横向きにさせられて、片足を大きく持ち上げられる。
ズズズ―――……っと、捺くんの太いものがギリギリまで引き抜かれてく。
「っあん、ん、んっ! ぁぁ…、っ、ああん!!!」
そして一気に最奥まで貫かれる。
「まじで気持ちいい……。実優ちゃんのナカ最高だよ…?」
バシッバシッ、と加速していく突き上げ。
ぶちゅぶちゅ、もう愛液かワインかわからない、どろどろとしたものが溢れまくってる。
「んぁ、んんっ! やぁ!!! ま……っ、あ! イッ…ちゃ、また……ぁん!! あー…っ!!」
「イキなよ。イキまくりな、ね?」
「う、ぁ! ぁあっ!!! はっ、ぁ……んっ!!」
捺くんの太いモノが、さらに太くなって、私のナカを激しく圧迫しながら、擦りあげていって、一瞬で、もう何も考えられなくなるくらいの快感が
襲ってきた。
「あ、あ、あっ!!!」
「っあ! やば…ッ!!」
呼吸もできないくらいの絶頂に、背中をのけぞらせて、喘ぐ。
ナカがぎゅーっと収縮するのを感じた。
その瞬間、捺くんのがまたさらに膨張して、ゴム越しに熱を放った。


しばらく小刻みに身体が痙攣しつづけてた。
もう本当になんにも考えられなくって。
ただ、気持ちいい感覚が身体じゅうに散らばってて。
ちょっとでも身体を動かしたら、簡単にイっちゃいそうな感じがする。
「……実優ちゃん締め付けすぎ。まじでスゴかった」
掠れた声で言いながら、捺くんがズルズルとナカから出て行った。
「っあ……」
それだけでも気持ち良すぎて、ひくひくアソコが疼く。
ゴソゴソと後処理をしてる様子が伝わってきて、そっと目を閉じた。
捺くんとシてしまった―――っていう、罪悪感ににたものを心の端で覚えるけど、でもいまはただ気持ちよくてだるくて、このまま眠りたいって思った。
「実優、ちゃん」
それなのに。
甘えるような捺くん声。
伸びてきた手が、私の身体をうつぶせにして、腰を持ち上げてきて。
「……っっあ」
ずぶずぶずぶ、って捺くんのモノが後ろから入ってきた。
グチュグチュ淫らな腰使いで、まわすように動いてくる捺くんの。
「っあ、やぁ……も……む…りっ……ん」
「ほんとに? だって、すごい締めつけてるし、モノ欲しそうにヒクヒクしてるよ?」
グリグリっと突起を摘まれて、ぐにゃぐにゃって胸を揉まれて、ずちゅんずちゅんってゆっくりした動きでナカをかき回されて、
「ぁ…っ!! だ、めぇ……ッ!!!」
悲鳴のような喘ぎをあげながら、二回戦は始められてしまった。
そして結局何回イかされたのか、わかんない。
意識が何度も途切れそうになりながらも、絶頂に続く快感に揺り起こされながら、激しく突かれ続けた。
………三回戦が終了するまで。

捺くん……タフすぎだよ。
ようやく解放されたのは深夜も3時くらいで、
絶頂の余韻に身体を震わせながら、気を失うように眠りについた。