secret 55 クリスマスパーティ・イブの夜

グリグリとしつこく攻め続ける捺くん。
「…ぁ! だ、めっ。ゃあ!」
息が上がって、身体が熱くってしかたない。
「もうパンツ脱ごうか? 着てても意味ないしね。あとでちゃんと洗ってあげる」
イタズラっぽく目を細める捺くんに、いやって拒否するように首を振るけど、もう全然身体に力が入らなくって、
されるがままに脱がされてしまう。
今度は、なにもつけてない状態で大きく開かれた脚の中心を、じっと見つめられる。
捺くんの指がゆっくり、じらすように割れ目を撫でた。
ぬるっと滑る感覚にどうしようもなく濡れているってことを自覚する。
「すごく濡れてる。いっぱい蜜垂れてるよ?」
相変わらずにこにこ楽しそうな笑顔で、捺くんは指を一本ずぶずぶと埋めていった。
「んぁ! やぁっ……んっ」
「すげー…。めちゃくちゃ熱いね、実優ちゃんのナカ」
ぐちゅぐちゅと音を立てて指が中をかき回す。
びくんびくんって、身体がのけぞってしまう。
「な、つくんっ……、だめ……っだ…よ…っ」
必死に訴えると、捺くんは一瞬ニヤッと笑った。
それまでとは違う黒い笑みで。
「実優ちゃん、もうちょっと酔っぱらったらいいよ」
「……ぁ……ん……っ……?」
愛撫の手を止めて、捺くんが意味ありげに言う。
酔っぱらう……?
もうお酒は無理!
だから、首を横に大きく振った。
「ワインとかどうかな?」
捺くんが一瞬離れたかと思うと、どうやらベッドサイドに置いていたらしいワインのミニボトルを見せてきた。
「む、りだよ……っ。もう飲めない……」
半泣き状態になっちゃう。
だってもうこれ以上酔っぱらっちゃったら、わけわかんなくなっちゃいそうで、怖い。
「どうかな? とりあえず試してみようよ」
「………え……、っきゃ!」
試すって言う言葉の意味がわかんなくって、きょとんとした瞬間。
捺くんが割れ目を指で広げた。
「な、捺……くん?」
ワインを口に含む捺くん。
そして、私の口―――ではなく、下の口に唇を押し当ててきた。
ぐちゅっと、さらに指で大きく入口を広げられて、グッと舌が入り込んできて、生温かいものがナカに入り込んでくるのがわかった。
「……っ!! やぁっ!? な、なにっ?」
驚いて逃げようとする私の腰を片手でがっちりつかむ捺くん。
「動いちゃだめ、実優ちゃん。―――にしても、やっぱこれじゃ入れにくいなー」
注意する口調で言って、そしてぶつぶつ呟いてる。
な、なに!?
なにをナカに……? って、やっぱり……ワイン……?
困惑して固まる私の割れ目に、またワインを口に含んで捺くんが唇を寄せてくる。
そしてまたナカに少しづつ入ってくる液体。
「んっ、や……!! やめ、捺く……んっあ!!」
液体を舌で押し込むように流しこむ作業。
でもそれは私にとっては愛撫でしかなくって、ざらつく舌が割れ目と、突起を舐めていく感触にブルブルと脚が震えてしまう。
「んー、ラチあかないなー。やっぱアレつかうかなぁ。実優ちゃんちょっと我慢してね?」
「えっ、な、捺…く……ん? ……それ……って」
にっこり捺くんが取りだしたのは、スポイト。
え、まさか?
固まるを通り越して凍りつく私の前で、捺くんはスポイトにワインを吸わせる。
そして、やっぱり―――スポイトを、私のナカに入れてきた。
小指ほどの太さもないスポイトだから、すんなり入ってくる。
ナカの奥のほうまで入ってきた長めのスポイト。その先から、ワインがナカにそそぎこまれる。
チュー……。
「んう! っあ!! や、だぁ!!」
何回も何回も繰り返してナカにワインをそそがれる。
最初、あまり違和感なかったのに、だんだんとナカを満たしていく、液体。
よくわからない不思議な感覚に、戸惑わずにいられない。
「はい、もういいかな? あ、実優ちゃん。ちゃんと出ないように、ココ閉めてね?」
笑いながら捺くんが割れ目をなぞる。
閉めて、って言ったって、そんな簡単にできるはずもない。
「あーあ、ほら。漏れてきちゃってるよ? しょうがないなぁ」
尿意なんてないし。
自分からなにか出てきてるわけじゃなくって、そそがれたワインがこぼれていってるだけなのに。
なのに、捺くんが
「漏らしちゃだめだよ」
なんて言うから、まるで割れ目からダラダラとこぼれているのが―――恥ずかしいことのような気分になってくる。
「……な、なつ……くんっ」
愛液とは違うサラサラした液体がお尻のほうへと伝い流れていく感触に、半泣きになってしまう。
「キレイにしてあげるよ」
天使のような小悪魔は、ワインで濡れた割れ目に唇を寄せて、ペロペロ舐めだした。
ジュルジュルと水音を立てながら、舌を割り込ませたり、突起を吸われたり、割れ目を舐めまわされたり、して。
「っあ!! は……ぁ、んっ……や……っぁ」
ナカが、おかしい。
そそがれたワインはこぼれていってるし、そんな圧迫感だってないけど。
でも、じわじわと熱くなっていってる。
ナカからアルコールがまわってきてるような、そんな感じ。
「は、ぁん…っ! う…っ……んぁ…!!」
ジュルジュル―――舌がナカを這い回って、チャプチャプ、私のナカでワインが揺れてるのがわかる。
どんどん熱くて、どんどん敏感になっていく。
「んっあ、やぁ……っ! んーー…っ!!」
ジュルっと割れ目全体を吸うようにされたと同時に、突起をグリッと指でこねられた。
「あ、あっ!! はっ…ぁんっ!!」
ビクビクビク。小刻みに身体が、頭からつま先まで痙攣して、イッてしまった。