secret 24 金曜日はパラダイス!?

リビングのドアをそーっと開けて中を覗き込む。
先生はソファーに腰掛けててビールを飲んでる。
そしてその指にタバコが挟まれててびっくりした。
タバコ吸うんだ。
「なにしてるんだ」
私に気づいてたらしい先生が呆れた眼差しを向けてくる。
「あ、あの、先生。ズボン貸していただけませんか?」
やっぱりTシャツだけじゃ心許ないから、ズボン履きたい!
着てきた洋服は隠されたのか見当たらないから……。
「はあ?」
だけど先生はバカにするようにため息をつくと、テレビに視線を戻した。
……ズボンを貸してくれる気はないらしい。
「変態エロ教師……」
ぼそり呟いた。
聞こえてないはずなのに、一瞬鋭く睨まれた。
こ、怖い……。
でもこのまま廊下にいてもしょうがないし、Tシャツの裾を必死で伸ばしながらリビングに入っていった。
先生の隣……座りたくないなあ
なんて、考えながら歩いてると。
「なにか飲めば? 冷蔵庫から好きなのとっていいから」
先生がテレビを見たまま言った。
「は、はい。ありがとうございます」
気持ち会釈してからキッチンに向かった。
キッチンは広くて、冷蔵庫は一人暮らしにはもったいないくらいに大きい。
学校の先生て儲かるのかな?
マンションもなにもかも高そうだし。
そんなことを考えながら冷蔵庫を開けると、八割近くがビールだった。
残り一割が食品で、チーズとか生ハムとかフルーツ。
そして他一割がミネラルウォーターや清涼飲料水だった。
リンゴかグレープフルーツのジュースで悩む。
んー……グレープフルーツにしよ!
紙パックのをとって、冷蔵庫をしめる。
「……………ッ! せ、先生!?」
また、いつのまにか背後に先生がいて、今度はお尻を撫でてきた。
「な、なにするんですか!?」
「ナニ」
「はあ!? ちょ……ッ……んっ」
振り返ろうとしたのに、冷蔵庫に前向きのまま押し付けられる。
ぐにぐにお尻を揉む先生の冷たい手。
冷蔵庫もひんやり冷たくて押しつぶされた胸の蕾がちょっとだけ反応する。
「とりあえず一回戦ヤっとくか」
「え!? ヤダヤダ!! ジュース飲んでいいって言ったじゃないですか!」
「足むき出しにして立ってるお前が悪い」
「だからズボン貸してって言ったのに!」
反論すると先生の手が緩まった。
冷蔵庫から離れて先生を振り返る。
と、先生が私の手からジュースを取り上げた。
コップに注ぎもせずにジュースを飲む。
そしてキスしてきた。
「…んっ! ……ん…ッ」
先生の口から、私の口のナカに流し込まれるジュース。
苦みのあるグレープフルーツの味と煙草の匂いが混じり合ってる。
そのまま舌も入ってくるから、うまく飲み込めなくて口の端からこぼれちゃう。
そうやって繰り返し三回くらい飲まされた。
最後のときはそのまま舌がしつこく口内を這い回る。
「っ…ぁ……ん…っ」
クチュクチュ舌の絡み合う音が思考を麻痺させてく。
「…っ! ゃ…っ」
先生の指がお腹あたりから上へと走ってく。
途中で胸の蕾にも掠るけど、そこに止まることはない。
今度は指が、首筋から蕾を掠って下りていって。
小さな刺激に、でも蕾がツンと主張しだしてるのを感じた。
「せ…ん…っ……っん」
先生て呼びたいのにキスが休む間もなくって。
そして指の動きが、その範囲が狭まってきて、蕾を何度も何度も表面だけを掠っていく。
「ッ…あっ……ふっ……んん…っ」
激しく絡み合う舌に、息が上がってく。
苦しさと熱い刺激にぼうっとなったころ、ようやく身体が解放された。
でもそれはほんの一瞬で身体がふわっと浮いた。
先生が私を抱き上げて、ひろいキッチンカウンターの上に乗せる。
びっくりしていると、両足をつかまれて大きく広げられた。