secret 18 五時間目も、波乱万丈!?

「淫乱」
和くんはそう言って、固まる私に構うことなく、パンツを脱がせた。
「か、ずくん……っ。……なんで?」
熱くなる身体。
和くんに押さえつけられてるから逃げられないけど、少し身を捩りながら聞いた。
「お前が………」
一瞬和くんはとても悲しそうな目をした。
なんで、そんな目をするの?
でも和くんはそれ以上なにも言わなくって太ももを掴んで腰を持ち上げると、中心に舌を這わせた。
ぺロぺロと割れ目を何度も舐められる。
「あっ……っぁん………、っふ……ぁゃ……っ」
ざらついた舌がヌルヌルと溢れた愛液を舐めつくすように動く。
「っあ……、や…ぁ……ッあ……っは」
ペチャペチャ、わざと音を立てながら和くんは表面だけしか舐めてくれない。
気持ちいいけど。足りない。
たまに突起を舌が掠めるたびにピクンって反応してしまう。
「舐めても舐めても溢れてくるんだけど、どうすんだよ」
嘲笑うような冷たさ。
和くんの突きさすような眼差しに泣きそうになる。
じわっと目頭が熱くなる。
それと同時に……ジュクッっと……熱く蜜が溢れる。
心と身体の反応が結びつかない。
ううん。―――心も半分に折れかかってる。
やめて。
って思う気持ちと。
もっと刺激がほしい。
って思う気持ちに。
ゆらゆら揺れて、私の腰も揺れ動く。
「腰押し付けるな。お前、犯されてんだぞ? ああ、淫乱だから、いいのか別に」
「……ちが……っ。……やぁっ!」
ジュル、っと和くんが吸いついた。
舌を割入れさせて愛液を掻きだすように動かしながら、ジュルジュルと音を立ててすする。
「っひゃ……っあっやぁっ」
和くんの鼻の頭がちょうど突起に触れて、それに気付いているのかグリグリ押し付けられる。
生温かい鼻息も掠めて、それにもビクビク反応してしまう。
「っや! っふ……ぁ…! ……だ、めぇ……ッ」
腰が浮く。
ジュルジュル、クチュクチュ、厭らしい水音にジュクジュクと蜜が増していって快感がせりあがってくる。
「やっ、だめっ……ぁ! …あ…んっ……か…ずく……ンッ! っは……やぁぁ」
舌先をグッとねじりこまれて、膣内を隅々まで這いまわるざらつく舌の感触。
グリッと突起が和くんの指でつねられて、
「ぁ! やぁ!!!! だめぇッッ!!!」
叫びながら、和くんにアソコを押し付けて。
腰を揺らしながら―――私はイッてしまった。
ガクガク足を震わせていると、和くんが口元を腕で拭いながら身体を起こして私を見た。
「イッたのか? ほんとーに淫乱だな。―――ココ、こんなに開けて何が欲しいんだよ」
「やぁっ!! あぁっ」
グチュっ。和くんの指が二本一気にナカに入ってくる。
イッたばかりでヒクヒク痙攣しているナカを指を曲げて抉るようにこすられる。
「っあん!! っぁ…ッ……だ…めぇ……ッ」
「何がダメなんだ? さっきだって自分から腰押し付けてきてイッたのに? 今だって腰揺らしてるくせに?」
鼻で笑う和くん。
恥ずかしくて恥ずかしくって、でも続く強い快感の波に喘ぎながら、目の端から涙がこぼれた。
グチュッ、グチュッ。
奥まで掻き混ぜられる。
「……っは……や……、かず…く…んっぁ」
「俺の指ギュウギュウ締めつけて蠢いてんの、わかるか?」
グリグリとナカを引っ掻かれる。
「っぁ!! やぁぁ!!」
ビクビク腰が震えて、さっきイッたばかりなのに、また軽くイッてしまった身体。
蜜が和くんの指を咥えた隙間からコプコプ水音を立てて溢れだしてる。
「なんだ、またイッたのか? どうしようもないな」
ズルッと和くんが指を抜いた。
「床まで垂れてるぞ? お前の」
目の前がチカチカして、頭がぼーっとして、ただ和くんを見つめることしかできない。
「モノ欲しそうな顔してんじゃねーよ」
吐き捨てるように言って和くんは―――硬くなったモノを取り出した。
大きくそりあがったそれを割れ目にこすりつける。
「ぁ…っ……和…くん、お願い……やめて?」
「やめてじゃねーだろ。入れてください、だろ? 誰のでも咥えんだろ?」
和くんは先端をほんの少しだけ入れる。
ほんと1センチくらいだけ。それだけしか入ってないのに、ナカが蠢くのを感じる。
もっと、ナカまで、奥まで―――。
「奥まで入れてください、って言えよ」
まるで私の思考を読みとったかのように和くんが言った。
ほしい。
でも、でも……和くんは友達で。
だけど、だけど……ほしい。
ほんの少し残った理性がブレーキをかける。
クチュ、クチュと和くんがほんの少しのナカで出し入れを繰り返す。
「言えよ。誰でもいいんだろ? 淫乱なまんこに突っ込んで下さいって、言えよ!」
怒鳴るように言われて、怖さで一瞬身体がびくつく。
でも。
なんで?
なんで、和くんそんなに―――苦しそうなの?
「ほら」
和くんのモノが、その先端が入り込んできた。
「っあ! ぁんっ…」
もっと奥まで欲しい!
じわじわと甘い疼きが中心から頭の先まで駆け抜ける。
でも、言えない。
入れてって、言ったらもう友達には戻れないような、そんな気がした。
だから快感を欲する身体に反抗するように、イヤ…って力なく首を横に振った。

「………ばーか。……でも、入れるけどな」

切なげに眉を寄せて、それまでの冷たさがまったくなく和くんはぽつり呟く。
そして言い終わるなり、私の腰をグッと掴むと和くんの熱いモノを最奥までねじり込んだ。