HAPPY BIRTHDAY!! 8

見ないでっていってるんだから見なければいいのに!
「どうすればって……、だって恥ずかしい」
足閉じさせてって言ってもきっとダメだろうし。
空気にさらされて濡れてるそこがひんやりとする。それさえも刺激で、同時に外でこんな姿をしていることが恥ずかしくってたまらなくなる。
「―――わかった。ようはお前はここを隠したいんだろ?」
先生の指が割れ目を撫でる。
思わず身体を震わせながら、小さく頷く。
先生はすっごく黒い笑顔で「隠してやる」と言って―――。
顔を埋めた。
「……えっ、ちが! ひゃ、っあん」
太ももを掴まれて、先生が食べるように秘所にかぶりついてくる。
吸いつかれて舌先をナカにねじりこまれて腰が跳ねてしまった。
「っや、ぁっ……ん……っぁ」
熱い舌が蠢く感触に蜜が溢れてくのを感じる。
ぴちゃぴちゃと音が響いてきて、それに一層煽られてしまう。
「んっ……あきっ……っあ、っ……ん」
舌でナカを攻めながら、太ももを掴んでいた手が片方離れたかと思うと、敏感になった突起を弄りだした。
「あ、っん、だ……めっ」
ぐりぐりとこねられて、あっというまに達しちゃいそうなくらい気持ち良くて首を振る。
だけどやめてくれるはずなんてなくって、一層激しく攻められた。
「っあ……ぁ……っは、……ゃ…あ、んんっ」
ぞくぞくと背筋を快感が這いあがってきて、思わず足を閉じてしまおうとして先生の頭を挟みこんでしまった。
でも気にすることもなく先生の舌は私を犯しつづけて―――絶頂の波にさらわれてしまう。
「んっ、あ、あっ!!」
目の前がチカチカして気持ちよさにぐらぐらする。
びくびくと足が痙攣してしまっている。
絶頂の余韻に呆然としているしかできないでいると、先生が湯船からあがってきて私を起き上がらせた。
「気持ちよかったか?」
そう言いながら先生の手は胸を弄び始めてて、イったばっかりの身体は快感に震えてしまう。
生温い夜風に身体は乾いきかけてた。でも湯船から出たばっかりの先生は濡れてて熱く火照っていて、肌に伝わってくる感触がなんだか変な感じ。
ぎゅっと抱きよせられたら、私もまた身体が濡れた。
お腹のあたりに、たぶんわざと押し付けられる先生の硬いもの。
「……晄人……? 部屋に」
戻ろうって言いかけたのを唇を塞がれて遮られる。
そっと片手で背中を撫でられて、もう片手は胸を揉んでいて。
身体の芯がじくじくと疼いて先生にしがみついてしまった。
「ん……っ」
咥内を食いつくすように這う激しいキスに銀糸の糸が私と先生の唇の間にできる。
「もう、欲しいだろ?」
薄く笑った先生が濡れまくってる秘所の表面をなぞった。
「……でも、外だよ?」
露天風呂の中でならまだマシな気がするけど、湯船から出てしまった状態ではなんだか恥ずかしい。
全身に外気が触れて、いつもと違う感じがするし。
「離れだし俺たち以外誰もいやしない。たぶんな」
「たぶんって」
「平気だって。俺たち以外でいるとしたら、あそこでヤってるはずだ」
先生が空を仰いで指差す。その先は天の川。
「………えー……」
「絶対ヤりまくってるから大丈夫だ。見せつけてやれ」
「……意味分かんない!」
変態変態と思ってはいたけど、変態バカだった!
なんて絶対に先生には言えないけど。
でも顔に出てたのか、先生は目を細めると唇が触れそうなほど顔を近づけて黒い笑みで囁いてきた。
「ここがいやなら、この次どこか別の場所がいいか?」
「……別の……? はぁ!?」
言葉の意味を理解して勢いよく首を振った。
冗談じゃない!
先生の場合本当にこの次がありそうで怖すぎる!
「変態!」
「その変態によがりまくってんのはどいつだよ」
低く笑う声と一緒に指が二本ずぶずぶと挿ってきた。
「んっあ」
「ほらこんなに濡れまくってヒクヒク俺の指を咥えこんでるぞ? 指だけで足りるのか?」
ぐちゅぐちゅと粘着質な音を響かせながら激しく指をピストンしてくる。
またイかせようとするような指の動きに甘い声しか出てこなくって、必死に快感を堪えていると先生に腰を支えられながら数歩後退した。
背中にひんやりとした壁が当たる。それはたぶん窓。
身体を押し付けられながら、指を突き刺されながら、片脚を持ち上げられる。
先生の長くって骨ばった指が奥まで挿ってきてギュッとそれを締め付けるようにナカが収縮するのを感じた。
「イクときは言えよ」
指がもう一本追加されて、動きがまたさらに激しくなる。
私のいいところを知っている指は執拗にそこを攻めてくる。水音が増していって蜜が太ももまで垂れてきた。きっと先生の手もびしょびしょになっちゃってるはず。
恥ずかしいけど、もうそんなこと吹き飛んじゃうくらいに気持ちよくって、腰が揺れてしまう。
「ぁっ、あ……んっ……い……い」
「……イク?」
激しく指を動かしてるくせに、平然と私を見下ろしている先生。だけどその目は色欲に染まって私を目でも犯してる。
「……っん、イ……っちゃ、うっ」
「イケよ」
先生の甘い誘惑に引きずられるようにして絶頂を迎える。
くらくらびくびくしていると唇を塞がれた。乱れた息を気遣うようにゆっくりと絡んでくる先生の舌。
でも舌が絡みついてる時点で息を整えられるわけがなくって、ますます息はあがっていく。
「ん……っふ……ぁ」
混ざり合った唾液をごくりと飲み込んで、ぼんやりと先生を見上げると後ろ向きにさせられた。
窓に手に両手をつかされる。
窓の向こうは室内で、窓にはぼんやりと私と先生が映し出されてた。
その窓ガラス越しに先生と目が合う。
先生は目をあわせてまま私の腰をつかんだ。お尻を突き出すようにされる。
そして唇を私の耳に寄せて「挿れるぞ」って低く囁くと熱く勃ちあがったソレを私のナカに埋めてきた。
じらすようにゆっくり挿ってくる硬く太いものが私のナカと擦れあって痺れるような快感を伝えてくる。
きっとたぶん、さっき一回シたから先生は余裕がありすぎるんだと思う。
ものすごくゆっくりとした動きで引き抜いてはナカに押し入ってくる。
「っぁ……ん……晄人……っ」
気持ちいいけどさんざんイカされた身体には刺激が足りなくって肩越しに先生を振り返る。
「なんだ?」
ムカつくくらいに余裕の表情で口角を上げてる先生。
正直言ったら調子に乗るってわかってるけど……。
「………もっと」
「なに?」
「…………動いてっ」
「動いてるだろ」
「………もっと激しく……して……っ!」
ちょっとヤケになって叫ぶと、先生が喉を鳴らしながら笑って私の胸を後ろから鷲掴みにした。
「おねだりはもっと可愛くするもんだぞ? まぁ今日は特別に許してやる」
言い終わるなり、ギリギリまで引き抜かれていたモノが一気に奥をついてきた。
「っあ、んっ……あ!」
肌のぶつかる音が響くくらいに腰を打ちつけられる。胸の先端も両方を少し強めに弄られて快感が渦巻いて加速していってしまう。
窓ガラスにすがりつくように腕をついて先生の律動に耐える。激しすぎて身体が揺れまくって、頭が真っ白になってきた。
今日一番強い快感の波が身体のナカから湧いて、押し寄せてくるのを感じる。
バシバシッ、と私を突き刺す先生のモノに、立っているのもやっとで。
胸を揉みし抱いていた片方の手が、結合部のすぐそばにある敏感な突起をつねってきて。
「あっ……っやあ! だめぇっ、イっちゃ―――、ん!!!」
強烈な快感に目の前が弾けて一際大きく喘いだ瞬間、唇を先生の掌で塞がれた。
息苦しいのに、それさえも快感でビクビクと全身が痙攣しイキ続けてしまう。
「……声でかすぎ。いくら離れとはいってもな……。もしかしたら仲居さんとかその辺歩いてるかもしれないんだぞ?」
呆れたような、でも笑いを含んだ先生の声。
言われてみれば、そうだとイった余韻で朦朧とする意識の中で考える。
「……えらく締まったぞ? 誰かに聞かれてるかもしれないと思ったら興奮したか?」
先生のもう片方の開いた手が背筋を悪戯に撫でる。
身体を震わせながら小さく首を横に振ったけど、先生の言葉に反応するように溢れだした蜜が太ももを伝い落ちていく。
「変態」
いつも私が言うように、先生が囁く。そして唇を覆っていた掌を一旦離し、でもすぐに口の中に二本の指を突っ込んできた。
「声出す代わりに舐めてろ」
快感に染まった私は頷く代わりに、咥内の指に舌を這わせた。
舐めてしゃぶって吸って―――先生のモノにするように、指を舌で愛撫していると徐々にまた先生の動きが速くなってくる。
少し身体を起こされて、そのせいで突き刺さってくる角度が変わってクラクラした。
「んっ……っ……ん」
ピチャピチャと先生の指を舐めながら、頭の中はまた真っ白になってくる。
「……締め付けすぎだろ。食いちぎる気……か? ……っは」
少し乱れた先生の息が耳に熱く吹きかかってくる。
もう身体がどろどろに溶けちゃいそうなくらいに感じてしまってる。
先生のがナカを擦るたびに奥をつくたびに意識が飛びそうなくらいの快感が走り抜けていって。
「……っ……ん……ぅ!」
身体が崩れ落ちそうになってしまった瞬間。
「……っ、実優ッ」
不意に咥内から指を引き抜かれ背後からギュッと抱きしめられた。
同時に最奥を突かれ、先生のモノが一際膨張するのを感じて、熱い白濁が吐き出されたのがわかった。