もしも実優ちゃんが媚薬を飲んだら? 先生side
☆とくに意味なし:媚薬を飲んでしまったら?を書いてみたくて書いたSSです★


ちらり俺は視線をキッチンに向けた。
冷蔵庫で氷を用意している実優の後ろ姿を確認して、手もとのグラスに視線を戻す。
俺の手には小さな瓶。
中にはとある液体が入ってる。
一滴で効果絶大だとかいう、眉唾ものの―――性的興奮を促す薬。
まぁ簡単に言えば媚薬だ。
わざわざこんなもの使わなくても実優は感度もいいが、せっかく親友の智紀くんがくれたのだから使わないと勿体ないだろう。
「―――……なんだこれ」
とりあえず入れてみるかと瓶を傾けた。とたんに一滴どころではなく、液体がグラスの中に落ちていった。
蓋を見てみると、本当ならば瓶側についていなければならない中蓋が挟まっていた。
「……何滴分だ?」
グラスを傾けるとあっというまにオレンジジュースに液体は溶けてしまう。
「―――ま、いいか」
どうせ、効かないだろう。
「はい、先生お待たせ〜」
ちょうど氷と日本酒を持ってきた実優に、俺はいつも通り"優しい"笑顔を向けて礼を言った。
そして―――数分後。
「………」
「せ、せんせぇ」
やたらと濡れた瞳、上気した頬、甘ったるい声。
例の薬は本物だったらしい。
ものの数分で実優の様子は劇的に変化し―――いま俺の上にいる。
「なんかね、身体が熱いの、変なの」
「………」
いきなり俺を押し倒して馬乗りになってきた実優は言いながら服を脱ぎ捨てていってる。
……効果ありすぎだろ。
人体に影響はないのか?
智紀が用意したものだから危なくはないと思うが。
それにしても―――………ビデオカメラでも回しておくべきだった。
「……ね……あきと。挿れていい?」
愛撫もなにも、キスさえもしてないというのにあっという間に全裸になった実優は俺の股間に恥ずかしげもなく腰を押し付けてくる。
―――エロい。
「そんなに挿れたいのか?」
ふっと薄く笑って言えば、いつもなら恥じらうように顔を赤らめる。
が、いまは。
「うんっ。めちゃくちゃに突いてほしいのっ」
「………」
恥もなにもないらしい。
実優がひどく濡れているのが俺の服が湿っていくのでわかる。
「へぇ……。いつもそれくらい素直だったらな」
だが素直すぎるのも少し面白くないか?
そんなことを考えながら指を俺と実優の間に潜り込ませて、実優の秘所に指を二本突っ込んだ。
「ァ、っひゃあんっ!!!」
いままでで一番じゃないかと思うくらいに大洪水のそこは難なく俺の指を飲み込んで締めつけてくる。
軽くピストンさせると、大きく実優の身体が痙攣した。
「ぁん、っああ!!! イっちゃう」
「………早ぇ」
そんなすごいのか、媚薬?
大量の蜜が噴き出すように俺の手を濡らす。
間違いなくイってしまったらしい実優は呼吸を荒くしたまま、俺のズボンを脱がせだした。
騎乗位もいいが、せっかくの感度抜群な状況をもう少し虐めてみたい―――。
「実優……」
体制を変えようとしたがそれより早く実優がまた俺にまたがって、一気に腰を沈めてきた。
「ッ……」
「ぁああんっ!!」
熱くぬかるんで蠢く膣内はイったばかりのせいで激しく収縮して俺のを締めつける。
「……あきとのおっきいの挿っちゃったね……?」
「………」
「んっあ、いま、おっきくなったよ? んっ、あああ、ぁんっ」
いつもよりも激しく喘ぎながら腰を振る実優。
締めつけながら上下左右に揺れる動きに俺も合わせるように下から突き上げる。
「ぁ、ああ、っふん、ぁあああ、イっちゃう! イっちゃう!!」
「……ッく」
早すぎだろ!
まだ挿入して30秒くらいしか経ってないぞ?
「ぁんっ、あきとっ!!」
だが本当に―――しかも潮まで噴いて実優は絶頂に上りつめた。
びくびくっと傍目にわかるくらい痙攣し、背中をのけぞらせている実優。
ハリのある華奢な身体の割にふくらみが大きい胸の頂きはぴんと主張していて。
やたらとエロくさい実優に今夜は楽しめそうだと確信した。
なのに―――。
「……気持ちよかったぁ……。おやすみなさい、あきと〜」
チュッと俺に軽くキスをした実優は俺の胸に頬を付けて抱きつくようにして―――寝息を立て始めた。
「…………は? ……おい?」
気持ちよさそうな寝息に、まさかと思いながら実優を抱きかかえて身体を起こす。
「おい? おい! 起きろ!!」
「……ん〜……せんせぇの……へんたーい……ふふふ……」
「………」
しっかり目を閉じて早々と夢を見ているらしい実優はむにゃむにゃと笑いながら寝言を呟き、俺がいくら揺さぶっても起きる気配はなかった。
「………」
実優の中にまだ挿ったばかりの俺のものは当たり前だがまだ硬く張りつめている。
「………おい、実優?」
軽く突きあげてみたが結局実優が起きることはなく―――。
寝ている実優を相手に仕方なく(虚しく)一発抜いて、ベッドに運んでやった。



そして実優は次の日の昼まで寝続けて、起きたかと思うと。
「きゃっ!? なに?? なんで全裸? って、やだ!!! 先生!? 信じらんないっ!! 寝てる間にシたの??? もうっ変態なんだから!!」
散々グダグダと文句を言われたのだった。
「………」
「な、なんで睨むの? 先生が勝手にシたんでしょ?!」
「………」
「な、なに……って、きゃー!!!??」
もちろん俺が黙ってるはずもなく、昨夜の分も合わせて夕方までヤりまくったのは言うまでもない。