「んんっ……あ…ん…っ」
ゆーにーちゃんのベッドの上、全部服を脱がされた私の身体にゆーにーちゃんのキスが降り注いでる。
頭からつま先まで唇を押し当てられて、それだけで身体が震えてしまう。
もうじゅくじゅくと蜜がたくさん溢れてるのがわかる。
でもソコにはまだ触れてもらってない。
「……胸大きくなったね？」
全身へのキスを終えたゆーにーちゃんが私に馬乗りになって、胸を見つめる。
「そ、そうかな……」
確かにカップが1サイズあがったけど……。
なんだか久しぶりすぎて、ものすごく恥ずかしい。
ゆーにーちゃんの眼差しはやっぱり″あの時″―――エッチするときに見せる色欲に濡れてる。
私に欲情してくれてるんだって、わかって身体が疼く。
「相変わらず実優のココは可愛いね」
そう言ってゆーにーちゃんは胸の蕾を口に含んだ。
「……あっ、ん、っ……あ」
唾液を絡めて舌で転がしながら吸われる。
もう片方の胸は揉まれて、ぐりぐりと蕾を弄られてる。
痺れるような快感に、ゆーにーちゃんの頭に手を回す。
ゆーにーちゃんは蕾を口に含んだまま上目に私を見つめる。
そして私に店つけるように少しだけ唇を離して舌先で蕾の周りを円を描くように舐めだした。
「んん……っ、ぁ……は…っ…」
むず痒いような刺激に腰が浮いてしまう。
「ゆ、ゆーにーちゃ……ん……っ…」
「なに？」
「ちく……び……舐めて……？　……あと、あの……アソコも触ってほしい……」
ゆーにーちゃんとのエッチで、私は素直にしてほしいことは言うようにと言われてた。
最初のころは恥ずかしくって抵抗あったけど、いまは甘えるようにねだってしまう。
ゆーにーちゃんはクスッと笑って、また蕾を口に含んだ。
きつめに吸われて、甘く噛まれて、そして指がゆるゆると割れ目をなぞる。
ゆっくり指が一本入ってきてクチュクチュと水音を立てながらかき回す。
「んんっ、ぁんっ、ぁ」
ゆーにーちゃんの動き一つ一つにどうしようもないくらいに感じてしまう。
だって―――この身体を作り上げたのはゆーにーちゃんだから。
私がどうやったら感じるか、悦ぶか全部知ってる。
なのに、指はすぐに抜けていってしまった。
胸への刺激だけでも気持ちよくってゾクゾクするけど、アソコを弄ってほしくってしょうがなくってゆーにーちゃんの腰に脚を絡みつける。
「……っ……ゆーに……ちゃん……あそこは……？　触ってくれないの……？」
目を潤ませてゆーにーちゃんを見つめる。
胸から離れたゆーにーちゃんは私の頬を撫でて微笑する。
「触ってほしい？」
「うん……」
「実優。アレ、飲んでる？」
「………うん」
アレっていうのは―――ピルのこと。
ゆーにーちゃんと想いが通じて、身体を重ねたけど……最初のうちは痛くってたまらなかった。
指や舌でさんざんイカされて濡れてるのに、ゴムをつけたモノがあてがわれただけで快感の波がひいてっちゃって。
でもゆーにーちゃんから求められるのが嬉しいし、私もしたいって思ってたからどうにか堪えてたんだけど。
見かねたゆーにーちゃんと相談して、ゆーにーちゃんの高校時代の同級生で婦人科の先生になってるお友達の奈央さんに会って。そしてピルを処方してもらうことになった。
奈央さんと、そしてその彼氏さんでゆーにーちゃんの友達の幸樹さんは私とゆーにーちゃんの関係を知っている。
知ってるからこそ奈央さんはピルを勧めてくれた。
それからピルを飲むようになって―――そして禁断の行為のはずなのに、ゆーにーちゃんは私のナカにその欲を吐き出す。
本当ならピルを飲んでても外に出した方がいいんだろうけど……。
だけど、禁断じゃないって、ダメじゃないって否定したくって―――私からゆーにーちゃんにお願いした。
最初は躊躇ってたけど、でもそれは私たちの中でいつのまにか当然の行為になって。
ゆーにーちゃんの欲望が私の中にあるって考えるだけで、幸せになってしまう。
―――なんて、おかしいのかな？
「飲んでる……。だからいっぱいちょうだい？」
「―――実優」
「うん」
「手加減できないかも」
「う………んっ………あ、ぁんっ」
私が頷くより早く脚を開かれゆーにーちゃんのモノが私を突き刺した。
「実優のナカ、すごいよ。わかる？　俺のモノを飲みこんでるの」
「……ぁ……っ……わ、かる。ゆーにーちゃんの……が……びくびく……してる」
しばらく動かずにいたゆーにーちゃんがゆっくり律動を始める。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が響いてる。
大きく腰をまわしながら奥深くを突かれて、身体が小刻みに跳ねる。
「っあ、んっ……あ……っ……気持ち……い……い…っ……ゃんっ！！！」
ぐりっと胸の蕾をつままれて、引っ張られる。
「……締まったのがわかる、実優？」
ゆーにーちゃんは色っぽい眼で私を見つめながら両手で胸を弄ってくる。
形が変わるくらいに胸を押しつぶし蕾を指で扱きながら、突き上げはどんどん激しくなっていく。
「……あ……っあ……ん……ふ……っ」
「俺のを締めつけてるよ？」
「……う……んっ……、ゆー……にぃ……ちゃん……の、締め……、るっ……ぁっ」
優しい口調。
だけど、その言葉は私の羞恥を煽って、そしてさらに感じてしまう。
「……かわいい……ね、実優」
そう囁くゆーにーちゃんの唇が私の唇を塞いで、舌が口のナカを這い回る。
ゆーにーちゃんの舌を追いかけて絡める。
くちゅくちゅ音を立てながら深いキスを味わいながら―――胸への愛撫と突きあげに、ゾクゾクって大きい快感の波がゆらゆら身体を揺らしてく。
「……ん……んっ………っ」
お尻の方まで垂れてしまっている蜜の感触を感じてると一層突き上げが激しさを増した。
「んん……っ、っふ……ぁ……んん」
ゆーにーちゃんの背に手をまわしてぎゅっとしがみつく。
バシバシと腰を強く打ちつけられて。
「……っ………ぁ……ん……ん！！！」
びくびくって全身が大きく痙攣して、じわじわってアソコが疼いて―――絶頂に達してしまった。
「んん！！　んっ、ぁ……っ！！」
だけど、律動はさらに速くなっていく。
キスが終わって、胸からも手が離れていった。
脚を折りたたむようにして胸に押し付けられて、突かれる。
一層深くまで突き刺さってくる硬く太いモノに一度イったばっかりの身体は痙攣し続けてしまう。
「実優の……ナカ……っ……熱くって、俺のを絞り取ろうとしてるよ……っ…？」
「ぁ……あん……っ、ぁ……っは…、う、ん……っ、ほしい……ゆーに……ちゃんの……っ」
「………実優……」
熱を孕んだゆーにーちゃんの眼差しに興奮が高まる。
「っあ、あ……っ、ん……っふ……ぁ……！」
また大きく脚を広げられて腰を浮かされて、グチュグチュ粘着質な音を立てながら、ハイスピードで突かれ続けて。
「んぁ……ぁ、ぁ……っ、イ………っ……い…ちゃ……あぁ……っ」
さっきよりも強い快感に目がくらむ。
「……っ……出すよ……」
ゆーにーちゃんが切なげに眉よ寄せ呟いて。
大きく揺さぶられるように腰を打ちつけられて。
「ぁ、ぁ……ぁ……あん……っ……イ、イ……っああ！！！」
「………ッ」
目の前が真っ白になった瞬間―――最奥に熱いものが吐き出されたのがわかった。
激しく放出されるそれを私のナカが蠢いて、全部絞り取ろうと収縮してるのがわかる。
そしてその熱さにびくびくと軽くイキつづけちゃう。
ゆーにーちゃんは最後の一滴までそそぎこむように、腰を動かしてた。
「……やばいな」
苦笑しながらゆーにーちゃんは繋がったままの状態で私を抱きしめる。
「………ん…？」
「実優のナカが気持ち良すぎて……でたくない」
甘く囁かれて子宮がキュッと疼くのを感じた。
「……ぅ……んっ……。私も……離れたくない……」
抱きしめられて、抱きしめながら、これ以上ないくらい密着して互いの体温が溶けあっていくのが心地いい。
いたわるようにゆーにーちゃんの手が背や腰を撫でてくれる。
それは愛撫じゃないのに敏感な身体には刺激的で身震いしてると、ゆーにーちゃんがクスッと笑う。
「敏感だな、相変わらず」
「……だって……」
「………」
ぎゅっと強く抱きしめられて、ゆーにーちゃんが私の肩に顔をうずめ首筋に舌を這わせる。
さっき欲を吐きだしたばかりのはずなのに、ゆーにーちゃんのが私のナカでまた硬くなっていってるのを感じた。
「実優……」
とろけるような幸せに、「うん……」って呟いて。
そのまま律動が始まって―――また熱に溺れていった。



深く愛しあったあと、2人でお風呂に入った。
お互いを洗って、ゆっくりお湯につかって。
リビングに戻ってからゆーにーちゃんが髪を乾かしてくれた。
まるで時間が前に戻ったみたいに感じる。
離れてた数カ月が嘘みたい。
「実優、ジュース飲む？」
「うん」
私の分のジュースと自分用にビールを取ってくるゆーにーちゃん。
ベッドでおしゃべりしようってなって、ベッドの上でそれを飲んで。
ホッと一息ついてたらゆーにーちゃんに後ろから抱きしめられた。
ゆーにーちゃんの脚の間に私が座っている形。
首筋にゆーにーちゃんの吐息がかかるのがくすぐったい。
ふっと耳に息を吹きかけられた。
「……ん…っ」
ぺろり、甘く耳を噛まれる。
「―――久しぶりの実優のナカ……気持ちよかった」
そっと耳元で囁かれて、顔が熱くなるのを感じた。
「……うん……、私も」
「…………実優？」
「なに？」
ゆーにーちゃんの手が私の太ももを撫でて、内側へと這ってくる。
「俺がいない間に―――誰に抱かれた？」
「………え……？」
ゆーにーちゃんの指がパジャマ越しにするすると中心を撫でて。
「――――あの、松原先生とは―――もうシた？」
続いたゆーにーちゃんの言葉に、心臓が―――凍りついた。