EXTRA GAME First contact 2

服の上から手で覆うようにして胸を揉み、はっきりととがり始めてきている先端を摘まめば実優は身震いしながら喘ぎ、逃れようと身をよじった。
「や、やめてくださいっ」
すでに上気した頬と潤んだ目の実優に笑いをこぼしながら、俺を押しのけようとする手を捕まえる。ひとまとめにすると片手で押さえつけ、その名を呼んだ。
「実優」
そして有無を言わさず唇を重ねた。
強引に舌を割って入れ、その咥内を味わう。
「っ……、ンン……ッ」
口の端から実優の甘い声が漏れてきたの聞きながら、胸を揉みつづけると少しずつ抵抗が弱まっていくのがわかった。
咥内で接触した実優の舌に無理やり舌を絡める。
「ッ……ん……っふ……」
躊躇いながらも少しずつ自ら舌を絡めさせてくる実優にいったんストップをかけられていた俺自身が熱く張りつめていくのがわかる。
互いの唾液を絡めあわせ、卑猥な水音を脳内に響かせながら実優の制服のブレザーを脱がせる。
実優は脱がされたことに気付きもせずキスに夢中になっている。
その単純さと欲に素直なことは悪いことじゃない。
ブラウスのボタンをゆっくりと外していきながら、キスを味わいつくしたあと糸を引かせながら唇を離す。
実優はぼんやりと、だがはっきりと女の顔になって俺を見ている。
白い肌が赤くそまっていた。
感じやすいらしいその身体を堪能するために開いたブラウスの中、年相応な可愛らしいブラジャーを上に押し上げる。
赤く自己主張している胸の蕾を口に含めば、小刻みにその身体が震える。
「っあ! やっ」
「乳首、弱いんだな」
吸いつき舌で転がしながら、上目に見る。
もう片方の蕾にも手を伸ばし弄り、軽く蕾をかむと実優は顔を真っ赤にさせ大きく身体を震わせた。
「お……ねがい……。やめて……くださ…っ……ンッ……ッあ!」
まったくもって説得力のない言葉。
だがそれもしょうがないだろう。なにせ相手は俺のことなどなにもしらないだろう転校生。
初対面でいきなり襲われているのだから。
鬼畜だの悪友に呼ばれることはあるが、さすがの俺でも初対面のそれも生徒を襲うなんてこと普通ならしない。
だからこれは偶然の産物で、イレギュラーな事態。
まあたまにはこういうのも悪くないだろう。
「やめて? こんなに感じてるのに?」
快楽におぼれかけている実優の最後の抵抗を嘲笑うように目を細める。
力なく首を振る実優に軽くキスをし、耳元で囁いた。
「じゃぁ、濡れてなかったらやめてやるよ」
本気で嫌がられればやめてもいいが、抵抗=嫌悪になっていないのならこのまま進めるだけ。
無理やり始めた分、たっぷりイカせてやる。
実優をまっすぐに見つめ、スカートをまくしあげるとショーツの中に手を入れる。
「っひゃ!!」
ソコは予想以上に熱く濡れていた。
指を這わせ浅く触れれば水音が静けさの中に響く。
真っ赤な顔をさらに赤くさせている実優と、俺へと開いているその身体に笑みが漏れる。
「すごいぐちゃぐちゃだけど? 感度いいね、実優」
濡れそぼったソコをわざと音をたてるように、だがほんの少しだけかき混ぜてやる。
目を泳がせてうつむいてしまう実優。
「可愛いな」
28の俺。自然と相手にする女も20代ばかり。
さっきの相手も18だったが、それよりもいま目の前にいる実優の態度が初々しくて久しぶりな言葉を口にしていた。
まあ実際可愛い。
一回りも違うんだからな。
だが―――処女ではなさそうだ。
「やっ!」
一気にショーツを引きずり下ろした。
実優、濡れてたんだから動くなよ?」
抵抗を封じるように命令調で言うと、困惑した様子ながら実優は黙り込んだ。
従順すぎる反応にそういうふうに″誰か″から躾けられたのか、と考える。
しかしそれは俺には関係ないことだ。
いまはその従順さに付け入り、ショーツを剥ぎ取った大腿の間へと舌を這わせた。
とめどなく溢れだしている愛液を舐めとり、その上にあるぷっくりと腫れた突起を舌で突く。
「ヤッ!!! あっ……んんっ!!」
そして膣内へと舌をねじ込めば、耐えきれなさそうに実優の身体が震える。
「っああ! やっ、だ……だめっ……あ……ンッ!!!」
蜜を舌でかき出すように這いまわらせたあと、再び突起へと戻りながら指を挿れた。
熱く蕩けそうな膣内。
二本の指を激しく抜き差ししてやれば喘ぎはどんどんと艶を含んで高くなっていく。
小刻みに身体が震えているからおそらく絶頂が近いんだろう。
強く指を締めつけ蠢く感触に俺の欲が膨らんでいくのがわかる。
実優をイかせるために指の挿送を強く激しくし、最奥へとねじりこむと内壁が収縮しさらに俺の指を締めつけた。
「やーーーーー! あーッ!! んんッ!!!」
大量の愛液が指を濡らししたたりおちた。
イったらしい実優は焦点のあっていない目で息を荒げている。
可愛い顔が快楽に染まっているのがやたらとそそられる。
指を引き抜くと、実優は壁に背を預けながら床に座り込んだ。
「気持ちよかった?」
実優に目線を合わせて笑う。
だが返事はない。どうやら脱力しきって何も言うことができないらしい。
「じゃぁ―――。そろそろいいか?」
いまからが、本番だぞ?
薄く笑みを浮かべたまま挿入のための準備をする。
さっき開封できなかったゴムを開け、装着させて床に座り込み実優をその上へ座らせた。
「処女じゃないみたいだし、大丈夫だろ。―――腰浮かせて」
視線をあわせたまま言えば、一瞬迷うように瞳を揺らしながらも実優は腰を浮かせた。
熱くたぎった半身を熱く濡れそぼった割れ目へとこすりつける。
「いれるぞ」
そしてゆっくりと腰を持ち上げた瞬間―――。
ピンポンパンポン――――。
校内放送のチャイムが響いた。
『古文の松原先生、松原先生。教頭先生が探しておられます。至急職員室へ来てください』
「………」
………あんの……バーコードハゲ……。
激しく舌打ちした。
よりによってなんでこのタイミングだ。
実優の腰を引き寄せればきっと熱く絡みつくだろうその中を味わうことができるのに。
今日2度目の寸止めはさすがに身にこたえる。
我慢しすぎて不能になったらどうしてくれるんだ、いったい。
「あーあ。あとちょっとで入るのになー」
ため息をつきながらぼやく。
正直ぼやくどころじゃなく、苛立ちさえ覚えるがタイムオーバーだからしょうがない。
バーコードハゲ、もとい教頭はこの学園の理事長の孫である俺のことをなぜか目の敵にしている。
早く行かなければおそらく用意されているだろう雑用が倍増するだろうことは目に見えていた。
「残念」
本気で残念、最悪すぎだ。
まだゲームは始まったばかりだというのに。
勃立した自身をなだめすかしながら、実優に触れるだけのキスをする。
香水はつけないみたいだが、ほんのり香る甘いにおいに名残惜しさを感じながら実優の身体を床に下ろした。
身支度を整えて、手を差し出し、
「なぁ。ケータイ」
と催促する。
今日はだめだったが、次じっくり味わえばいい。
エリだかエミだかいう最初の女生徒よりも、可愛い顔してエロくさい実優のほうが食指をそそられる。
「え?」
「ほら、早く。教頭うるさいんだよ。時間ないからさ」
戸惑う実優を急かすとようやく携帯を渡してきた。
手早く赤外線通信で互いのプロフィールを交換し、返す。
「連絡する。じゃあな、気をつけて帰れよ」
次はたっぷりイかせてやるから。
ニヤッと笑いながら手を軽く振り、空き教室をあとにした。